四万温泉郷 蕎麦「なが井」
FOOD/グルメ/老舗 - 2013年11月10日 (日)

昔、医療技術や知識が普及していなかったころ、温泉療法で疾病を治す湯治が、江戸時代以降、全国で盛んになったといわれています。
4万の病気に効くという名湯の湧く、群馬県吾妻郡の、四万(しま)温泉郷。

ここ、四万温泉の湯は、峩々温泉、湯平温泉とともに「日本三大胃腸病の湯」と呼ばれています。


中之条駅前の、関越バスのりば。

清流四万川に沿って、四万温泉口、山口を通り・・・


月見橋を渡れば、新湯(あらゆ)と呼ばれるエリアです。

銀泉茶屋で、道案内を乞えば、今夜の宿は、すぐ近くとのこと。

まだ時間もあるので、ちょっと寄り道を・・・

蕎麦なが井さん・・・ここを入ったらテーブルと椅子席がありました。
「隣から入ると、お座敷ありますよ」と言われて、いったん外へ・・・

こっちが、座敷席の入り口。



大きな窓から、暖かな光が差し込んでいて、庭の雑木林も、少し紅葉していました。


ゆったりとした座敷には、たくさんの色紙!

中村勘九郎さん・・・1991年の署名だから、5代目勘九郎さんのですね。
2005年に18代目勘三郎を襲名して、2012年に、惜しまれながらこの世を去った名歌舞伎役者です。
現在の勘九郎さんは、6代目で、奥さんは前田愛さんです。

児玉清さん・・・司会されていた長寿番組、パネルクイズアタック25は、あまりにも有名です。
この方は、芸能界きっての読書家で、1万冊以上の蔵書をお持ちで、家が傾くほどだったそうです。
2011年に亡くなられていますね。

同行してもらったご婦人(^^;;

籐の正座椅子・・・これが気に入ったみたいです笑

良心的な蕎麦のお値段ですが、注意すべきは営業時間・・・11時から14時まで、昼どきの3時間だけです!


天ぷら蕎麦が美味しかった~~!!!

湯治場四万温泉の絵図。

昭和58年の国体で、この地を訪れた皇太子(現天皇陛下)夫妻が、中之条町役場にて、なが井の蕎麦を召しあがられたそうです。


四万川沿いの側道に、クルマ4台分の駐車スペースがあります。

このあと、もう少し続きます。