台風8号【ノグリー】襲来!米軍台風情報の見方と、南木曾町の土石流!
事件/事故/天変地異 - 2014年07月08日 (火)
台風8号接近のニュース。

テレビの報道などで、すでにご存知と思いますが、勢力の非常に大きな、台風8号が、日本に向かって北上しています。
明日には、宮古島、沖縄本島に接近し、上陸のおそれもあります。
気圧が930hpaで、最大瞬間風速が70mですから、もはや、外出など、もってのほかです!

↑ウェザーニュースの進路予想です。
7日夜のものですので、最新のニュースで再確認ください。

↑米軍の台風情報(Joint Typhoon Warning Center)のサイトを見ますと、5日先までの進路予想が出ています。
これ、けっこう使えますよ!
地図上の日付表記に、Zという文字が使われています。
例えば、10/12Zというのは、協定世界時のことで、10日の12時をあらわしています。
協定世界時と日本時間の時差は+9時間ですので、10/12Zは、9を足して、10日の21時ということです。
最新の予想では、日本列島を縦断する、最悪のルートを通りそうな気配になってきました!
(さきほど、7/8、 04:10に、新しい予想図と差し替えました!)
台風進路予想は、気象庁やウェザーニュースよりも、米軍の台風情報のほうが、よく当たる!という噂もありますので、気になる方は、台風発生時に、気象庁の予想と比べてみてください。
米軍台風情報 ←クリック

↑米軍台風情報にアクセスして、この画面の、青い丸のところ、TC Warning Graphicをクリックすると、上の台風進路予想図が見れますよ。

この、台風8号には、【ノグリー/NEOGURI】という別名が付いています。
韓国語で、たぬき、の意味らしいです笑
日本では、台風には1/1から、発生順に、1号2号・・・と、番号で付けられてます。
以前は、大きな被害をもたらした台風には、上陸地点の名前、伊勢湾台風や、室戸台風などの、地名が付けられました。
戦後、昭和22年から27年の間は、アメリカの占領下だったので、台風には、それぞれ、キャサリンとかキティとか、人名が付けられた時期もありました。

↑
平成12年(2000年)以降は、北西太平洋と南シナ海で発生した台風には、アメリカ、日本をはじめ、アジア14ヶ国の台風委員会の加盟国で、あらかじめ用意した、固有の名前を、発生順に付けています。
今年は、1号はレンレン(香港・少女の名前)、2号はカジキ(日本・星座の名前)、3号はファクサイ(ラオス・女性の名前)・・・そして、8号はノグリー(韓国・たぬき)というわけです。
ちなみに、次に発生する9号は、ラマスーン(タイ・雷神)になります。
名前は14ヶ国で計140個、用意されていて、すべて付け終わると、またはじめ(1番目は、ダムレイで、カンボジアで象の意味です)に戻ります。

ノグリーと聞くと、どうしても私は、わが中年探偵団のN氏を思い浮かべてしまいますが笑

タヌキか、などと、あなどってはいけません!
いったん、牙をむいた台風ほど、怖いものはありません!
伊勢湾台風




ジェーン台風





カスリン(キャサリン)台風


↑私がだいぶ以前住んでいた平井駅前!こんな渋い駅舎だったんだ・・・


台風の進路にお住まいの方は、できる限りの警戒を!!!
※追記※
九州に上陸したときは、935hpaと、かなり強烈だった気圧が、関東に接近したときには、985hpaまで勢力が弱っていたため、首都圏の被害は、ほぼゼロで、不幸中の幸いでした。
しかし、台風が九州にあるにもかかわらず、台風が生み出す反時計回りの大気の流れが、海上の湿った空気を長野県にまで運んだことで、局地的な豪雨が発生し、長野県の南木曾町梨子沢で、大規模な土石流が起こり、死者が出てしまいました。
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南木曾町土石流のニュース



やはり、台風が近付いてるときは、細心の注意を!
たとえ、無駄と思えても、用心は必要です!