自称イスラム国と戦うクルド人女性戦士たち
日本/世界 - 2015年03月01日 (日)

今、イラク、シリア周辺の戦闘地域で、あの過激派組織IS(自称イスラム国)の戦闘員を震えあがらせている、女性部隊の存在をご存じでしょうか・・・

戦場に、こんな美人がいるのには、心底驚かされますが、彼女たちは、決して俳優などでもなく、本物の戦闘員なんです!

日々、どうにも理解しがたい蛮行を繰り返している、過激派テロ集団IS(自称イスラム国)

その勢力は3万人前後と言われていますが、戦車や飛行機を持っているわけではなく、主にランドクルーザーやトヨタのピックアップトラックなどを改造して使っています。
日本製のクルマの大活躍を見ると、複雑な心境ですね。

2/26には、そのIS(自称イスラム国)が、イラク北部モスルの博物館などで、石像などの美術品を無残に破壊する動画が、web上に投稿されました。

現在、自称イスラム国に制圧されているモスルには、石油採掘施設がありますが、米軍などの空爆で稼働できない状態。
しかし、自分たちの健在ぶりをアピールするためなのか、貴重な文化遺産をこれみよがしに破壊するなど、もはや意味不明のアピールです。

いまだに自称イスラム国に対して、空爆のみの手段をとっているアメリカですが、「4月には、イラク軍によって、モスルの奪回に向けて、地上作戦が敢行されるだろう」と発表しましたが、今すぐにやるならともかく、地上作戦開始が、あと1ヶ月も先!だなんて、アメリカの姿勢も、イラク軍の戦闘能力も、とても頼りない感じです。

有志連合の各国も、ほぼ空爆だけに頼っている現状で、自称イスラム国を相手に、唯一地上戦を戦っているのが、総勢25万人の兵力を有するといわれる、クルド人部隊です。

現在はイラク北部に、クルド人自治区がありますが、中東に約2500万人以上が散らばっているといわれる、独自の国を持たない最大の民族、クルド人。
クルド民族悲願の国家樹立を夢見て、今は目の前の、テロ集団ISを叩き潰そうと、日々勇猛果敢に戦っています。

その中でも、自称イスラム国を、ビビらせているのが、YPJという組織に属する、クルド人の女性戦闘員たちなんです!
↑クルド人最強女性部隊YPJ
↑自称イスラム国と戦う、クルド人女性戦闘員・・・彼女たちみずから、流浪の民族のために、戦う意味を語っています。

男女の分け隔てなく、共に武器を取って活動するクルド人たち。


約6000人いるといわれている、クルド人の女性戦闘員は、10代から20代の、うら若き乙女たちが、前線の中心です。

19才・・・こんな美人も、もちろん戦闘に参加しています。

13才、14才といえども、負けずに武器の使い方の猛訓練を受けます。

しかし、女性蔑視の文化が残る、イスラム教徒の敵につかまれば、何をされるかわかりません・・・
もし敵につかまったら、その時はみな、自決の覚悟ができていると言います。
つまり、彼女たちは、死を怖れていないのです・・・それが、最強女性部隊といわれる理由です。

さんざん、 残虐行為を繰り返している、イスラム過激派組織ISの戦闘員ですが、不思議なことに、【女性兵士に殺されると天国に行けない】と信じているらしいのです。
そのため、戦場において、クルド人女性兵士との遭遇を極度に怖れているそうで、前線で、女性兵士を見ると、皆彼女らに背を向けて一目散に逃げるんだそうです!

彼女たちの、怒涛の進撃によって、IS(自称イスラム国)が、散りじりになって敗走するシーンを見てみたいものです。
所詮、ISなど、寄せ集めの烏合の衆ですから、彼女らの前に、白旗を上げて投降する日も、近いのかもしれません。
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