上田城と海野宿のうだつ(中年探偵団長野篇2)~千曲館の夜は更ける
中年探偵団 - 2012年08月14日 (火)
中年探偵団長野へ・・・PART2です。
戸隠から一時間半ほどクルマを飛ばして、今夜の宿、「千曲館」へ。
千曲川沿いにある戸倉温泉・・・静かな(人のいない)温泉郷です。

さっそく、ひとっ風呂浴びて。



カンパ~~~イ!(あれ?普通ブログの筆者が顔出しして、ほかの人は目隠しですよね?これ、逆ですね笑・・・まっ、いいか)

夕食後、もう少し飲みたいね~ということで、宿のSNACKへ・・・

すると、ここの雇われママさんが、歌も上手いし、

軽やかに踊りも舞うという芸達者でした!

こうなりゃ、負けじと、S氏は70年代の甘いポップスで!

N氏は、得意の浜省と忌野清志郎でシャウト!



お客さんは、ず~っと我々3人のみ・・・戸倉温泉の夜は更けてゆくのでした。

さて、朝早く目覚めたN氏は、今日寄っていく場所を調べてくれてました。

早朝の千曲川沿いをお散歩・・・

めし食って、いざ出発ぅ~~~
東京への帰路、上田城跡公園と、海野宿に寄ることにしました。

ほどなく、上田城に到着。
正面にあるのは、東虎口櫓門(ひがしこぐちやぐらもん)です。
虎口というのは、城の大きな通路の出入り口のことです。

真田二勇士(^^)/

南櫓・・・上田城は、真田昌幸によって築城され、、徳川軍と戦い、上田合戦で、2度にわたって徳川軍を退けた舞台となりました。
真田氏、仙石氏、松平氏と、12代の城主につかえてきた名城です。

なかでも、六文銭の旗印が有名な真田氏は、現在でもたくさんの人々に敬愛されています。

真田石・・・上田城は、関ヶ原の合戦後に廃城となりますが、真田信之が松代に移封されるとき、「この石だけは父の形見として持っていきたい」と願ったが、微動だにしなかった巨石。
現在残る石垣や、南櫓など3棟の櫓は、真田氏から代わった、仙石忠政により再建されたものです。

真田神社で、戦国の名将に参拝。

真田神社の裏手にある真田の井戸・・・城の北方にある太郎山の砦に通じていて、合戦の際、兵量の運搬や城兵の出入りに使用されたとのこと。

北櫓と南櫓の中へ・・・


引き上げ戸。

鉄砲狭間。

上田城跡公園には、残念ながら、本丸は残っていませんが、400年の時を重ねてきた、歴史と風格を感じさせてくれる所です。
(珍しく、途中から真面目なレポート笑)

ちょっと疲れましたか?このあと、海野宿に行きますからね~

海野宿の入口にある白鳥神社・・・屋根の形に、歴史を感じます。

境内に土俵を見つけたオヤジ達笑

馬頭観音と、庚申塔。

北国街道、海野宿です。

街道の真ん中には綺麗な用水が流れ、道の両側には約650mにわたって、美しい家並みが続いています。

この海野宿には、非常に素晴らしい建築物が残されています。
これは、本卯建(ほんうだつ)と呼ばれ、建物の両側にある壁を、屋根より一段高く上げて、小屋根が付けてあり、防火壁の役割をしていました。

これはちょっと似ていますが、、袖卯建(そでうだつ)と呼ばれるものです。
1階の屋根の上に両袖壁を高く張り出して、装飾や格式の意味合いが強くなっています。
いずれにしても、このような卯建(うだつ)は、富裕な家でなければできない事から、「うだつが上がらない」→生活や地位がよくならない・・・という言葉が生まれたようです。

白い漆喰のうだつが、建物を引き締めて、美しいです!

これは、小屋根と呼ばれ、大屋根の上に、煙出し用の気抜き窓のある家を見かけます。
この地域では養蚕業が盛んで、蚕の飼育のため、室内で保温用の火を焚いたので、煙を戸外に逃がす必要があったからです。

当時の養蚕業関係の古い看板もありました。

この、うだつの右側にある窓の格子戸が、長短2本ずつの木で組まれているのがわかるでしょうか。
これは、海野格子と呼ばれ、海野宿の2階の格子戸に多く残っています。

この家もそうです・・・2階の長い格子戸が海野格子で、1階の格子戸とは違う組み方です。

これは、出桁(だしげた)と呼ばれる造りで、2階が1尺ほど、せり出しています。

路地も、たいへん味わい深くて、入っていきたかったんですが、時間がないので我慢しました・・・

時々、クルマが街道を通り過ぎていきます。

N氏、どこかでタマネギを買ったようです笑

お腹が空いてきたんで、この蕎麦屋にIN。

暑かったのか、アイスもなかを購入するN氏。

S氏はラムネ!

店の奥では、地元のオバちゃん連がワイワイ。

この店の名物らしい、くるみ蕎麦を注文しました。

おつゆに、くるみ味噌をとかしていただきます・・・なかなかオツな味わい。

野沢菜も付きます。

長野で蕎麦3食目、でした~。


古い木造家屋が多いせいか、そこら中で、ツバメの巣を見かけました。




海野宿のはずれで、お土産屋のお姉さんに「ゆっくり見られました?いいとこだから、よかったら、また来てくださいね~」と声をかけられました。
べつに、お土産を勧めるわけでもない、その挨拶に、(また、来よう~!)と思った私でした・・・
まだまだ夏を楽しまなくちゃね!じゃ、またお会いしましょう。
最後まで、おつきあいいただき、ほんとにありがとうございました。
戸隠から一時間半ほどクルマを飛ばして、今夜の宿、「千曲館」へ。

千曲川沿いにある戸倉温泉・・・静かな(人のいない)温泉郷です。

さっそく、ひとっ風呂浴びて。



カンパ~~~イ!(あれ?普通ブログの筆者が顔出しして、ほかの人は目隠しですよね?これ、逆ですね笑・・・まっ、いいか)

夕食後、もう少し飲みたいね~ということで、宿のSNACKへ・・・

すると、ここの雇われママさんが、歌も上手いし、

軽やかに踊りも舞うという芸達者でした!

こうなりゃ、負けじと、S氏は70年代の甘いポップスで!

N氏は、得意の浜省と忌野清志郎でシャウト!



お客さんは、ず~っと我々3人のみ・・・戸倉温泉の夜は更けてゆくのでした。

さて、朝早く目覚めたN氏は、今日寄っていく場所を調べてくれてました。

早朝の千曲川沿いをお散歩・・・

めし食って、いざ出発ぅ~~~
東京への帰路、上田城跡公園と、海野宿に寄ることにしました。

ほどなく、上田城に到着。
正面にあるのは、東虎口櫓門(ひがしこぐちやぐらもん)です。
虎口というのは、城の大きな通路の出入り口のことです。

真田二勇士(^^)/

南櫓・・・上田城は、真田昌幸によって築城され、、徳川軍と戦い、上田合戦で、2度にわたって徳川軍を退けた舞台となりました。
真田氏、仙石氏、松平氏と、12代の城主につかえてきた名城です。

なかでも、六文銭の旗印が有名な真田氏は、現在でもたくさんの人々に敬愛されています。

真田石・・・上田城は、関ヶ原の合戦後に廃城となりますが、真田信之が松代に移封されるとき、「この石だけは父の形見として持っていきたい」と願ったが、微動だにしなかった巨石。
現在残る石垣や、南櫓など3棟の櫓は、真田氏から代わった、仙石忠政により再建されたものです。

真田神社で、戦国の名将に参拝。

真田神社の裏手にある真田の井戸・・・城の北方にある太郎山の砦に通じていて、合戦の際、兵量の運搬や城兵の出入りに使用されたとのこと。

北櫓と南櫓の中へ・・・


引き上げ戸。

鉄砲狭間。

上田城跡公園には、残念ながら、本丸は残っていませんが、400年の時を重ねてきた、歴史と風格を感じさせてくれる所です。
(珍しく、途中から真面目なレポート笑)

ちょっと疲れましたか?このあと、海野宿に行きますからね~

海野宿の入口にある白鳥神社・・・屋根の形に、歴史を感じます。

境内に土俵を見つけたオヤジ達笑

馬頭観音と、庚申塔。

北国街道、海野宿です。

街道の真ん中には綺麗な用水が流れ、道の両側には約650mにわたって、美しい家並みが続いています。

この海野宿には、非常に素晴らしい建築物が残されています。
これは、本卯建(ほんうだつ)と呼ばれ、建物の両側にある壁を、屋根より一段高く上げて、小屋根が付けてあり、防火壁の役割をしていました。

これはちょっと似ていますが、、袖卯建(そでうだつ)と呼ばれるものです。
1階の屋根の上に両袖壁を高く張り出して、装飾や格式の意味合いが強くなっています。
いずれにしても、このような卯建(うだつ)は、富裕な家でなければできない事から、「うだつが上がらない」→生活や地位がよくならない・・・という言葉が生まれたようです。

白い漆喰のうだつが、建物を引き締めて、美しいです!

これは、小屋根と呼ばれ、大屋根の上に、煙出し用の気抜き窓のある家を見かけます。
この地域では養蚕業が盛んで、蚕の飼育のため、室内で保温用の火を焚いたので、煙を戸外に逃がす必要があったからです。

当時の養蚕業関係の古い看板もありました。

この、うだつの右側にある窓の格子戸が、長短2本ずつの木で組まれているのがわかるでしょうか。
これは、海野格子と呼ばれ、海野宿の2階の格子戸に多く残っています。

この家もそうです・・・2階の長い格子戸が海野格子で、1階の格子戸とは違う組み方です。

これは、出桁(だしげた)と呼ばれる造りで、2階が1尺ほど、せり出しています。

路地も、たいへん味わい深くて、入っていきたかったんですが、時間がないので我慢しました・・・

時々、クルマが街道を通り過ぎていきます。

N氏、どこかでタマネギを買ったようです笑

お腹が空いてきたんで、この蕎麦屋にIN。

暑かったのか、アイスもなかを購入するN氏。

S氏はラムネ!

店の奥では、地元のオバちゃん連がワイワイ。

この店の名物らしい、くるみ蕎麦を注文しました。

おつゆに、くるみ味噌をとかしていただきます・・・なかなかオツな味わい。

野沢菜も付きます。

長野で蕎麦3食目、でした~。


古い木造家屋が多いせいか、そこら中で、ツバメの巣を見かけました。




海野宿のはずれで、お土産屋のお姉さんに「ゆっくり見られました?いいとこだから、よかったら、また来てくださいね~」と声をかけられました。
べつに、お土産を勧めるわけでもない、その挨拶に、(また、来よう~!)と思った私でした・・・
まだまだ夏を楽しまなくちゃね!じゃ、またお会いしましょう。
最後まで、おつきあいいただき、ほんとにありがとうございました。
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